借金の返済方法を考える

借金の返済方法を考える

~借金は人を変える~借金に関する解決方法をご紹介

借金をまとめる、おまとめローンという方法で多重債務の解決になるか

多重債務解決のひとつに、「おまとめローン」というプランがあります。おまとめローンを利用するメリットとして、以下のようなことがよく紹介されています。

 

複数の借金を一本化することで、金利と毎月の返済の負担を軽減できるローン商品です。また、借入先が数社あるのをひとつにまとめるため、返済時の手間も減ります。


これからすると、おまとめローンで借金を一本化すれば、多重債務の苦しさを軽減できそうです。おまとめローンの特徴の前に、おまとめローンと借り換えローンの違いについて触れておきたいと思います。

 

おまとめローンと借り換えローンはどう違うのか

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借金の敵は高い利息。それに気がつくとなんとか利息を減らすにはどうしたらいいかと考えるようになります。第一段階としては、利息を減らすには返済額以上に多く返す繰り上げ返済しかありません。ただし、繰り上げ返済にもデメリットはあります。


自身の場合は繰り上げ返済もキツイ状態でしたので、複数ある借金をひとつにまとめる「おまとめローン」はどうなのかと考えました。いろいろと調べていくうちに、「おまとめ」用とか、「借り換え」用とか、「ん、なんだろう??」また、以下のような説明を見て余計にわからなくなりました(^_^;)

 

複数の金融機関からの借金を1社にまとめるような借り換えのことを「おまとめローン」などと呼ぶこともあります

 


チョットここでまとめてみます。

 

おまとめローン

おまとめローンの場合は借入金を返済するだけに限定されています。ただひたすら返済していく目的ローンなのです。複数の金融機関等から行っている借金(ローン)を別の金融機関から借り換えを行うことで借金を一本化することを指します。複数の貸金契約を1つにまとめるわけです。おまとめローンは返済に限定されるので、追加の借入はできません。

 

【4社の消費者金融を利用していたが返済を効率化するため、低金利な銀行カードローン1つにまとめて返済する】

保存

【A社】:借入30万円 【B社】:借入30万円 【C社】:借入30万円 D社】:借入30万円

【E社】:借入120万円

 

借り換えローン

借り換えローンは、A社カードローンからB社カードローンに換えるだけで普通のカードローンです。限度額内で追加借入もできます。ですから、対象となる貸金契約が1つだけの場合は「借り換え」ということです。

 

【金利18%の消費者金融カードローンから低金利銀行カードローンに乗り換える】

 

【A社】:借入100万円 金利:18% ⇒  ⇒  ⇒  ⇒  ⇒ 【B社】:借入100万円 金利:10%

 

 自身は、カードローンを申し込みする際に借りることばかりを考えていて返済のことをあまり深く考えず申し込みをしていました。カードローンのしくみがよくよくわかったのは、だんだんと返済がキツくなりだしてからでした。お金を借りるときから「ある程度の知識が必要だった」と思いました。

 

多重債務者は借金一本化(おまとめローン)で救われるか

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多重債務者とは、一般に、複数の貸金業者からの借り入れがある人のことをいい、金融庁によると、5件以上の借入先がある人と定義されています。


5件以上でなくても消費者金融やクレジットカード会社など、複数の貸金業者から借金をし、その返済が困難になっている人のことですね。


多重債務者なら一度は考えたことがある借金一本化(おまとめローン)ですが、これで苦しい状況から救われるのでしょうか。

 

メリット
  • おまとめすることで毎月の返済額が大幅に下る
  • 複数の借入先を低い金利のローンに借り換えるため、支払う利息が減る
  • 返済日が月に1回だけとなるので、資金繰りがしやすい。
  • 多重債務者ではなくなるので、個人信用情報がアップする

 

デメリット
  • 毎月の負担を減らすことで返済期間が長引く。最終的に支払う返済総額が増える場合もある
  • 審査が厳しくなる場合がある
  • 金融機関が表示している最も低い金利で借りられるとは限らない。(あくまで申し込んだ後に適用金利が決定されるため)

 

 おまとめに向いているケース

 

毎月の収入が安定していることが必須です。安定していることは「返済能力がある」ということなので、融資審査に通るだけの属性がある人(年収・勤続年数など)ということになります。また、借り入れ件数が3件以下であることが望ましいです。

 

おまとめに向いていないケース

 

おまとめローンは「返済」のためだけのローンなので、完済するまで新たな借入はできません。まっしぐらに返済をしていくわけです。また、「借入件数が多い」「過去5年以内に事故履歴を持つ」という場合、借入金額がそれなりの高額になるため、一般的なローンよりも厳しく審査がされる傾向にあります。また、過払い金が発生している可能性のある場合、おまとめローン後は過払い金請求ができないので、注意が必要です。

 

おまとめローンの注意点

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おまとめローンを使うメリットは、これだけです。


金利の低いローンに借り換えができる



月々の返済額が減るという点については、多重債務者にとっては非常に楽になります。しかし、返済額を減らすと返済期間が延びるため利息が多くなってしまいます。ちょっとでも早く借金を返済したい場合は、毎月の返済額は今と同じままでないと終わりません。


結局、月の返済額が減って楽になっても借金を減らすことを目的にしたものではないので、返済の負担を軽減するための利用ととらえた方がいいかもしれません。


返済がキツくて生活に困っている、返済が滞っているなど厳しい状況にある人は、債務整理の無料相談も視野に入れて早めの対策をすることをおすすめします。

 

参照ページ

web-web.hatenablog.jp

 

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