借金の返済方法を考える

借金の返済方法を考える

~借金は人を変える~借金に関する解決方法をご紹介

利息を払うだけの借金の返済、利息の恐怖

借入額が減っていかない理由毎月返済しているのに、なかなか借金が減らない。将来への焦りと不安が募ります。お金を借りるときには、借り入れた金額に加えて利息を支払っていると思います。


借金を早くなくすには、貸して貰った代わりに支払う利息のことについてよくわからないと、実際に減っている借入額が把握できません。一生懸命に返済しているのに借金が減らない・・・・・


返済期間が長ければ長いほど「知らぬ間にたくさんのお金を支払っていた!」なんてことになりかねません。あらためて金利の基本について考える事が重要です。

 

なぜか減らない借金、どれだけの利息を払っているのか

f:id:koh3:20161217112423j:plain

 

借りたお金に対してどのくらいの利息を支払うのかは、年利、利率、金利などで決まります。

金利は「利息の割合」を示すもので、「%」で表示します。利息は貸して貰った代わりに支払う費用になります。年利、利率、金利などは、同じ意味で使われます。以下のような金利を見比べて借入を決める参考にしていると思います。

 

大手銀行のカードローン金利
三菱東京UFJ銀行カードローン 1.8~14.6%
オリックス銀行カードローン 3.0~17.8%
三井住友銀行カードローン 4.0~14.5%
みずほ銀行カードローン 3.5~14.0%
消費者金融金利
プロミス 4.5~17.8%
モビット 3.0~18.0%
アコム 3.0~18.0%
アイフル 4.5~18.0%

それからよく目にする実質年率とは、融資に「費用」が掛かる場合は、それも含めて金利を計算したものになります。(調査や書類作成など、各事務手数料など) また、金利はどれだけとってもいいというわけではなく『利息制限法』(法律で決まっている上限金利)で以下のように決められています。

 

元金 金利
元本10万円未満 年利20%
元本10万円以上100万円未満 年利18%
元本100万円以上 年利15%
   

 

こんな風に借金は増える 

f:id:koh3:20161217222426j:plain

 

お金を借りるときには規約等を読んでいますし、返す計画も決めているはずです。しかし、様々な事情により返済に追われることになると利息をいくら払っているということには注意はいかなくなるわけです。

単純計算ですが、以下の例を見てください。

 

自転車操業になってしまった場合

《例》200万円の借り入れ 30万円(利息15%)合計 230万円
※利息15%とというのは利息制限法にあてはめたパーセンテージ

230万円を返すために別の会社から230万円を借りて返済します。

 

1回目返済 200万+30万(利息15%)=230万円
2回目返済 230万+34万5000円(利息15%)=264万5000円
3回目返済 264万5000円+39万6750円(利息15%)=304万1750円
~~~ ~~~~~~
10回目返済 809万11151円

 

10回目の返済のときには途方もない数字になってしまいました。これが雪だるま式といわれるヤツです。

 

クレジットカードのリボ払いの場合

 

クレジットカードの支払方法は大きく「一括払い」「ボーナス一括払い」「分割払い」「リボ払い(リボルビング払い)」の4種類が基本です。そのうち、一括払いとボーナス一括払いは金利手数料はかかりませんが、分割払いとリボ払いは金利手数料がかかってきます。

何回払いという分割払いだと、年々元本は減少します。3回払いなら3ヶ月で返済は完了します。リボ払いの場合は、毎月同じ金額を支払うという方法になります。1万円のものを購入したのならば、リボ払いの支払い方法が月々1万円ずつならば、翌月以降の支払いも1万円です。


《例》10万円の買い物 利息20% リボ払いで月々1万円の支払い
※利息20%とというのは利息制限法にあてはめたパーセンテージ

1年で2万円の利息が付くので、10ヶ月以上かかってしまいます。月々1,000円だったらどうでしょう。返済としては1年で1,2000円です。けれども利息は1年で2万円つくので、いつまでたっても元金は減りません。

この間にさらに買い物したり、キャッシングをしたりすれば、未返済額はどんどん積み上がり返済期間も長期化します。支払いを先延ばしにすることによって余計な利息も多額に払うことになります。

 

50万円を3年間で支払う場合

50万円の場合、利息制限法の上限では「18%」となるので、50万円の借り入れに対し、約14万8千円の利息がつきます。

表を見ると、金利で返済額が大きく変わることがわかると思います。50万円を返済していくのに、利息は月々7500円になるので、それ以上返済していかないといつまでたっても元金は減りません。

また過去に金利29%でお金を長い間借りていた人は、過払金が発生しているかもしれません。

 

金利利息返済合計金額
13% 103,733 603,733
15% 120,605 620,605
18% 147,073 647,073
20% 164,855 664,855
25% 215,313 715,313
29% 247,202 747,202

 

 あらためて恐怖の利息を計算してみる

 

f:id:koh3:20161220230021j:plain

どれだけ利息を払っているのかを知ることで自分の立ち位置が把握できるかと思います。借入額が減っていかない理由が見つかると思います。

 

借入残高 × 金利 ÷ 365 × 利用日数 = 利息

 

20万円を金利18%で借りて、月の日数が30日の場合 1ヵ月の利息は?

年利息 ÷ 365 × 前回の支払日から次の支払日までの日数 = 月利息

20万円 × 18% ÷ 365 × 30日 = 2959円

この2959円の利息と元金20万円を30日後に返済すれば完済です。

 

1年間借りていた場合の利息の計算方法

借入残高 × 金利 = 年利息
20万円 × 18% = 36000円

 

月の途中で借入額が増えた場合の計算方法

この場合、借入残高が変わった期間で分けて計算を行います。
1日~20日までの借入残高20万円、21日に7万円追加借入した場合

20万円 × 18% ÷ 365  × 20日 =12932円
27万円 × 18% ÷ 365  × 11日 = 9602円

12932円(借入20万円期間分) + 9602円(借入27万円期間分) = 22534円

 

支払う利息を減らすには

 

支払う利息を減らすにはどうしたらいいでしょうか。利息は「元金×金利」で算出されるので金利が低ければ低いほど利息は少なくて済むわけです。それと借入期間をいかに短くするかです。

 

ただ、借金返済に追われ始めると返すことが目標になり、いかに完済するかということが見えなくなります。まさに自身がそうでした。もうこうなると、常に借金で頭がいっぱいという状態です。

借金した額と同じくらい利息を支払うことにならないように見直してみてください。

また、借金の解決は、知り合いや友達に相談しても解決にはなりません。自分にあった借金の解決方法のアドバイスをくれる専門家に相談することが一番の近道になります。

 

 

保存

保存

保存

保存

保存

保存

保存